経営のこと

経営者と基礎研究しています

電気自動車が登場しました。ガソリン不要ということはエンジンが不要になる、周辺部品も不要になる、自動車の概念を変えてしまうものです。当然業界再編につながりますが、これは商品であり、それを実現するための技術開発や財務でもあります。
大震災によってライフラインが壊滅し、原発事故が発生し発電できなくなりました。電気自動車の電源供給対策が根幹の課題に突如浮上しました。
経営は単独の要素で成り立っているわけではありません。

経営の8項目(竹田理論)

ランチェスター経営(株)の竹田先生は長年の研究の結果、経営は8項目で構成されると提唱されています。
8項目は下記の通りです。
この項目を私は以下のように考えています。

商品
お客のお金と交換できる唯一つの経営資源です。
魅力があって初めて、お金を得ることができます。
地域
どの地域でお客を作るかということです。その地域を深く知ること、
その地域を好きになること、その地域で生きていくということです。
客層
誰を顧客にするのかということです。
その商品を一番喜ぶのはだれでしょうか。喜んでお金を払う人は誰でしょう。
営業
上記3項目を最もよく伝える方法を組み立てます。
売り込むことよりも、顧客のことを知ることが重要です。
顧客維持
顧客とは永くお付き合いできることが重要です。
それは永く経営できるエネルギーになります。
組織
それぞれに必要な役割があって、必要な人数と必要な教育があります。
人が育つことは企業の生命力になります。
財務
限られた資金を、何にどれだけ投資し、どれだけ内部留保が必要でしょうか。
いざという時の力になります。
時間
全ての企業に平等な資源ですが、どのように使うかは経営者の力です。

クラブの目指すものは戦わない経営

経営条件が不利な経営者にとって、最も良い方法は他社と戦わずに済むことです。
自社独自の世界を作ることができれば、それが最高の経営になります。戦うことは大きなコストを必要としますが、戦う必要がなければ、そのコスト、 無駄なエネルギーの消耗が不要です。結果として高収益になります。戦わなくて済む世界を生み出す、それがブルーオーシャンと呼ばれるようになりました。古くて新しい世界です。
独自性を創りだすことは大変な作業ですが、無益な競争に陥るよりもはるかに大きな社会的価値があります。それこそが企業存続の意義でしょう。

普通の経営者たち

世の中には素晴らしいカリスマ経営者がおられますが、それは一握りの人たちです。

圧倒的に多い普通の経営者

世の中には素晴らしいカリスマ経営者がおられます。その方々の業績や生き方は多くの著書や記録によって学ぶ事ができます。
しかし多くの経営者は普通の人達が創業したり、親からの会社を承継したりして、経営者になっています。特殊でない経営者の方が圧倒的に多いのです。法人、個人経営を含めると99%が普通の経営者です。隣にいる方が社長なのです。当然、カリスマではありません。
それは社会生活と同じです。特別の才能が無い人々の普通の生活が圧倒的多数であり、特別な少数の人達と入り混じって、社会が構成されています。
再生クラブでは、普通の経営者が努力し研究して行けば、十分、経営を続けていけることに主眼をおいています。特殊な才能が必要なものではありません。
従って世界を駆け抜けるような願望が強い経営者には物足りない場になるでしょう。

特殊性は真似できない

特殊性は個性ということができます。特殊性の反対は普遍性、共通性になります。
経営にもこれは当てはまります。
殆どの場合、優れた経営をしている企業や経営者の事を知れば、その後を追うようになりますが、簡単には真似が出来ません。

個性と共通性経営力は、個人の能力はもちろん、各社の歴史などによっても、それぞれ違っています。だから他社と全く同じ手法で経営はできません。

しかし、一般的には真似が出来ない特殊な部分に目が行きますから、ついつい、そこを真似します。しかしそれこそ難しい部分です。そこは経営者の個性や得意分野であるからです。まねが出来ないような特殊な部分だからこそ目だっているのでしょう。
では真似が出来るところはどこでしょうか。誰でも修得できるところはどの部分でしょうか。
それが基本です。基本だから当たり前のこと、当然のことばかりです。
車の運転と同じです。先ずは教習所で運転に必要な知識と技術を修得します。
その後は、その人のドライブセンスによってどこまでもレベルを上げることができます。勿論、買い物や家事などの日常のために運転する人もあります。

そのテクニックの差は大きなものですが、基本は同じです。
経営研究にもそれぞれの状況に合ったものが必要ですが、基本になる事は状況の如何に関らず同じです。
ただ50年、100年、永い歴史を刻む中で、確固とした基盤が出来上がっていきます。技術もノウハウも積み重ねたものの強さがあります。

中小企業は永く経営すると決める事が大切だと考えています。
その決意こそが様々なものを練磨していきます。
それが長い期間積み上げられ熟成されて、真似ができないものになります。
激しい淘汰の中にあっても、厳しい経営環境になっても、乗り越えていく事ができます。